現在、コロナ禍の影響が長期的に残る中、他の様々な要因によっても、経済的に困窮する人や社会的に孤立する人が増加、固定化しつつあり大きな社会問題となっています。今後も、生活に困窮し社会的に孤立する外国にルーツがある人々への支援が必要であると考えます。そこでこの助成事業では、コロナ禍の長期的影響等により深刻化・長期化した生活困窮や社会的孤立状態等、国内に在住し、さまざまな困難の状況にある外国にルーツがある人々を支援する活動を、資金面から応援することを目的として実施します。
(1)助成金額・規模
1活動(事業)あたりの助成上限額は下記のとおりです。
①生活等支援プログラム 300万円
②共生促進プログラム 100万円
③中間支援・ネットワーク支援プログラム 200万円
④調査研究プログラム 200万円
(2)助成プログラム
①生活等支援プログラム
コロナ禍の長期的影響等により深刻化・長期化する生活困窮や社会的孤立などの困難な状況にある外国にルーツがある人々を支援する活動。
<活動例>
・困窮する外国にルーツがある人々への生活相談
・働く先を失った外国にルーツがある人への就労支援
・外国にルーツがある人々をとりまく労働環境を支え改善するための活動 等
②共生促進プログラム
外国にルーツがある人々の孤立を防ぐ、地域で安心して暮らす、また地域を担う一員となる多文化共生社会を実現するための活動。
<活動例>
・様々な国出身の外国にルーツがある人を含む地域住民の交流や相互理解を促進する活動
・地域の団体(社協、自治会、PTA等)や民間企業などが連携し外国にルーツがある人を含む地域共生を促進する活動 等
③中間支援・ネットワーク支援
外国にルーツがある人々を支援する団体の支援力向上や、つながりをつくる活動
<活動例>
・外国にルーツがある人々を支援する団体のネットワーキング活動
・外国にルーツがある人々への支援手法の共有や学び合いの場づくり(例:学習支援手法、出身国別の支援手法、コミュニティ形成手法など)
・外国にルーツがある人を支援する人材育成や育成ツール開発事業 等
④調査研究プログラム
国内に在住する外国ルーツの人たちが抱えている、または直面している問題の明確化や課題解決の提言など、支援活動の発展に寄与する調査研究
<活動例>
・外国にルーツがある人やコミュニティ、地域が抱える課題やニーズの調査・研究
・外国にルーツがある人を支援する団体が抱える課題や各団体が実践している支援手法の調査・研究 等
(3)助成対象団体
〇コロナ禍の長期的影響等において、国内に在住し、生活困窮などのさまざまな困難の状況にある外国にルーツがある人々を支援する活動を展開する非営利団体を対象とします。
〇複数の団体が連携・協働して実施する活動(コンソーシアム)も対象とします。
〇助成プログラム④は、外国にルーツがある人々を支援する活動を展開する非営利団体による応募を助成対象といたします。研究者個人や研究者が所属する研究機関からの応募は助成対象となりません。 等
(4)助成対象活動(事業)期間
2023年10月~2024年9月
(5)助成対象経費
助成プログラム①~④の活動に必要な経費(事業にかかる人件費、事務所賃借料、備品購入費等も含む)を対象とします。また、助成対象期間終了後の活動展開に向けた活動基盤整備に関わる費用も対象とします。
(6)助成応募方法
応募締切日までに、下記サイト経由でweb応募フォームにアクセスし、必要事項を記入の上、必要書類をアップロードして送信してください。
(7)問い合わせ
社会福祉法人中央共同募金会 基金事業部
外国にルーツがある人々への支援活動応援助成担当
住 所 〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル5階
電 話 03-3581-3846
E-mail kikin-for@c.akaihane.or.jp URL 外国にルーツがある人々への支援活動応援助成